素晴らしき Daito Music のキセキ
Daito Music とは
株式会社大都技研というパチンコ/パチスロメーカーの遊技機に使われている楽曲です。
特にボーカル曲の人気と完成度が高く、知る人ぞ知る名曲が多く生み出されています。
またそのほとんど全ての楽曲がiTunesStoreで配信されており手軽かつ安価に曲を購入することができます。
今回はそのなかでも女性ボーカル曲に絞って名曲を紹介していこうと思います。
そこにあるかも知れない・・・
すべてはここから始まった!
4号機の全国的なパチスロブームでは「北斗の拳」(Sammy)、「吉宗」(大都)の2台トップ機種が圧倒的な稼働率を誇っていました。
「そこにあるかも知れない・・・」はその吉宗という台でBIG中に聞ける曲です。
吉宗 サウンドトラック - そこにあるかも知れない・・・ 試聴
https://itunes.apple.com/jp/album/id371964353
当時は浜崎あゆみの ayu-ro mix などユーロビート調の楽曲が流行したタイミング。これにパチスロ人口が増えた事が重なり、完全に時代とマッチした楽曲が生まれました。吉宗ファンの間ではあの曲は実は浜崎あゆみが歌っている説、尼崎あゆみという謎のアーティストが歌っている説、大都の社員が歌っている説などの噂が流れました。
大都のすごいところは、これまでサウンドトラックなど殆ど出していなかった2003年、6月に台をリリースしてからわずか半年の12月3日にこのサウンドトラックをリリースした所だと思います。本業が違っただけあって、異業種での活動のフットワークが軽かったことと、サウンドチームの熱がとても高かったことが要因なのかなと思います。
また、各地のパチスロ店には景品としてこのアルバムが置かれていました。曲を気に入って、なおかつギャンブルに勝った人がすぐに買えるという好循環が出来ていました。
Distance
4号機規制がはじまりそうな時期に吉宗の後継機となる「押忍!番長」が4.5号機としてリリースされました。そこで登場したのが「Distance」です。「そこにあるかも知れない・・・」のファンは、この曲を聞いた瞬間に、「ああ大都の曲のクオリティは信頼できる」という確信を持ったに違いありません。
押忍!番長 サウンドトラック - Distance 試聴
https://itunes.apple.com/jp/album/id371966138
イマ コノ トキ ダケ
調子に乗った大都は吉宗の正式後継機となるパチスロ台「新・吉宗」をリリースしましたが、見事に大ゴケをかまします。いまとなっては大都の風物詩とも言える大ゴケですが、そのなかでも Daito Music はさらなる新曲をリリースしています。
新・吉宗 サウンドトラック - イマ コノ トキ ダケ 試聴
https://itunes.apple.com/jp/album/id371975537
キセキの宇宙
「新・吉宗」が大ゴケしたとはいえ、「吉宗」はあの北斗の拳に次ぐ販売数を記録した台。大都はここで吉宗のパチンコ台「CR吉宗」を世にリリースします。あの吉宗のパチンコ版!ということで世の中的にはやや注目を集めますが、出玉のバランスが時代にマッチしていなかったことや、通常中がクソつまらなかったこと、画質が悪かったことなどが要因で、またもやヒットを掴む事ができませんでした。
が、しかし!この台とともに Daito Music の中でもっとも素晴らしい曲「キセキの宇宙」が登場したのです!!
CR吉宗 サウンドトラック - キセキの宇宙 試聴
https://itunes.apple.com/jp/album/id381641980
この曲はいままで聞いた全ての曲のなかでも私がトップレベルに好きな曲です。
0:00〜5:02までまったく非の打ち所がない、間違いなく神曲といえます。
CREA
その後の大都ですが、「爺サマー」という頭のおかしいテーブル数の台を出して小ヒット、「秘宝伝」の後継機を出して中ヒットなどしながら独自路線を突き進みつつ、糞台を出すという謎の良循環が生まれます。
この中で「秘宝伝」のさらなる後継機「秘宝伝〜太陽を求める者達〜」をAT機として出しますが、AT機はその特性上普通に打っていては揃う事のないボーナスというものがあり、そこに収録されていた幻の楽曲がCREAです。
秘宝伝 ~太陽を求める者達~ サウンドトラック - CREA
https://itunes.apple.com/jp/album/id595609029