スケルトン・エピ

letsspeakのブログです。

映画「君の名は。」の話

細かい考察とかメタファーは大体だれか書いてくれると思うので省略、やっぱり見た後の取りつかれる感じ流石だなと思う。

わりと若い世代のリアリティのある生き方とか表情とか心象風景というか、新海ワールドの絵によってすごい説得力を持っていて、すとんと心に落ちる。

それから入れ替わった事は夢が覚めて時間が経過すると記憶が薄れていくとか、これは芯にある映像作品そのもののメタファーなんじゃないかなとか思う。これが何回も繰り返されるから視聴者もまるで自分が体験しているような感覚に陥りやすい状態となって、視聴後にここまで心酔してしまうのかなと思った。

彗星の奇跡については前にhuluで見た「ランダム 存在の確率」っていう糞映画があるんだけれども、この糞映画のおかげで、「彗星が来たんだからおかしなことが起こっても不思議じゃないよね」って気持ちで健やかに視聴できた気がする。

因みに今回初めて立川の爆音上映に行ってみたけれど、思っていたよりは音が大きくなかった気がする(爆音というよりは音量最大だった)ので他の映画館でも見てみて比較したいところ。音と映像や衝撃がリンクする箇所が多いので音が大きいことは割と価値がある映画だと思う。

何はともあれここ最近の映画の中でもかなりの傑作。
未視聴の方には非常におすすめである。